2年ぶりの家族との年末年始、北海道でのスノボーと
イベントフルなお正月休みを過ごした後、
私にはもう一つの楽しみなイベントが在りました。
それは、
『母の一週間の神戸滞在』でした。
昨年一時帰国して、実家には何度か帰ってはいたけど
母と水入らずでゆっくり過ごすのは、3年ぶり！
もちろん、
神戸の素敵な景色や美味しい食事で
母をもてなすことは考えていましたが、
私には、もう一つ考えていたことがありました。
【ママの様子がおかしい。。。】
実は、最近の母の様子が
少し気になっていたのです。
私の母は、一緒に歩いていると
いつも姉妹に見られるほど
美人で若々しくてチャーミングな自慢の母。
快活でよく笑い、一緒にいると元気になる
そんな人。
今でも自慢の母ということに変わりはないのだけど、
70歳を過ぎた最近の母には、
以前のような快活なエネルギーが感じられなくなっていたの。
目は開いているけど、そこに表情がない
瞳の奥に『活力を感じられない状態』
そんな表情をすることがあったのです。
こんな
エネルギーが『フラット』な状態って
以前の母には全く見られなかったことだったので、
気になってたんです。
71歳という年齢を考えれば、普通なのかな？
とも思いましたが、
母の本来のエネルギーの強さや
その質を知っている私には、
「母の中の、何かがおかしい」
と、違和感を感じていました。
【その原因は。。。衝撃のスーツケースの中身だった】
そんな中、
母が神戸へ持ってきたスーツケースの中身をみて
「あ、これだ！」
と分かったんです。
スーツケースの中身が
真っ黒！！！！（衝撃）
他の色は？といえば、
ベージュのセーターが一枚のみ。
びっくりしました。
そのスーツケースから
彩りのない、
平凡で単調で、ワクワクのない
保守的な彼女の日常
が、私には容易に想像できました。
私の中では
黒はすべてを吸収して、
取り込んでしまうパワーのある色。
（あくまでも私の感覚の表現ですが）
こんなものばかり毎日着ていたら、
そりゃ、
無機質で、エネルギーがフラットになっちゃうわ。
彼女の今の人生には、
『カラーが圧倒的に足りてない！』
色の力を借りて
彼女にエネルギーを戻そう！！！
そこから、
【ママをメイクオーバーして
キレイの「本能」のスイッチをONにする！
ママの中にエネルギー（活力）を再び宿らせるぞ！！！】
これを今回の
裏の最大のミッションに掲げました。
【早速、ヒアリング開始！】
母に、最近の変化について話を聞くと
・コロナ禍で外出が減ったため、人目を気にしない生活になった。
→メリハリのない単調な生活
・マスク生活で笑うことが減った
→ 顔が一気に老けた気がして、おしゃれをしても無駄というような気分になっていた
・服を買うときも、合わせやすい、無難、という理由で
気が付くといつも黒やグレーなど暗めの色を選んでしまっていた。
→ワクワクが全然ないお買い物やワードローブ
これら、読んでくださっている方の中にも
思い当たる人もいるんじゃないでしょうか？！
要は、生活の中に心がときめく瞬間が
ほとんどない生活になってしまっていたんです。。。
その結果、
こんな感じに表情が乏しくなってしまっていました。
私は、イメージコンサルタントです。
ファッションや外見を磨くことを通して、
・本来の自分の美しさに気付いて頂くこと
・毎日の自分にワクワクするきっかけを作ること
を、お客様にご提供している。
この特技を
世界で一番大切で最愛の母に
今、使わない手はないのです！！（鼻息荒め 笑）
【Day 1- 色が与えてくれるときめき】
まずは、私のワードローブの中から
彼女にも合いそうなものを選び、
着てもらうことに。
私とは10センチ近く身長が違うから
サイズ感はぴったりというわけにはいきませんが
『色が与えてくれるときめき』
は感じられるはず！！と思いました。
実際、色味のある服を着てみると、
「本当だ！こんなのも似合うんだね～♡」
と嬉しそうに鏡に映った自分を見ていました。
「色ものを身に着けると、心が弾む感覚にならない？」
と私が聞くと、
母はうなずいて
「ほんとだね！こんな感覚、もう忘れていたわ。」
と言いました。
（スタイリングの一部）
私「無難な服には、こんな気持ち湧かないでしょ？」
母「確かに。『もう、試着もしなくていいかな』みたいになってた。」
私「それって、
似合う服を買うっていうより、着れる服を買うって感覚だよね？
そりゃ、着ていたってワクワクもしないから、
そいう服を毎日着ていたら無表情にもなるわよー
それは、
安くても、お金というエネルギーの無駄遣いだよ（笑）」
母「なるほどぉ～！！そういうことねー」
母も、この感覚が分かってくれたようでした。
写真を撮ると、ファインダー越しの彼女の瞳に
かすかに、
でも確かに
光が甦っていました。
ほら！
そして、ほんのり微笑みも♡
表情に感情が少しずつ現れてきましたよ！
「合わせやすいベーシックな色味のものは沢山もっているから、
これからは
高いものでなくてもいいから、
色をワードローブに入れていって、
毎日、できるだけワクワクした気持ちで過ごそうよ」
と母に提案しました。
母は、
「ほんとだね！そうだね！明るい色を買おう！」
そう答えた声にも、少しハリが出てきました。
「良し！色のパワー、
注入されたし、実感してくれた！
いい感じ！」
手応えを感じました。
「明日は、Step2 に着手だ！」
そして、翌日は、
母のお顔にたっぷりと愛情を与える日、として
『お顔のケア＆メイク』をさせて頂きました。
Day 2 に続きます。
お楽しみに！
